床工事

工事の内容:廊下・階段などの床の補修

床工事は主にバルコニーや開放廊下、階段等の床を塩ビシートやウレタン防水によって補修する工事です。

塩ビシートにはさまざまな役割があります。美観、滑り止め、防水を始め、さらには歩行音の抑制や転倒時の衝撃の吸収する機能をもった塩ビシートもあります。塩ビシートだけでも十分な防水性をもっていますが、ウレタン防水を行うとさらに防水性が高まります。

ウレタン防水は液体状の材料を使って現場で仕上げる工法なので、複雑な形状をした場所でも継ぎ目のない防水膜に仕上がります。次回の改修時は既存のウレタン防水層に重ね塗りができるので廃棄物を抑え環境に優しいだけでなく、工事の改修費用もおさえることができます。ただし塗布後防水層が乾くまでは歩行が制限され、気候などによっては数日要することもあります。

超速硬化ウレタン防水は塗布後すぐに硬化するので歩行制限の時間を短縮することができます。

こんな症状に要注意!

  • 塩ビシートのめくれは経年劣化や
    気温変化による伸縮が原因
  • 塩ビシート接合部の破断も
    気温変化による伸縮により生じます
  • 劣化したモルタル床。
    この上に塩ビシートを貼って
    施工することができます
  • ウレタン防水の防水層が
    風化や消耗により消失
  • 廊下のひび割れ
  • 手摺面のひび割れ

写真で見る工事の様子バルコニー床ウレタン防水

  • 施工前
  • 既存長尺シート撤去
  • 下地補修
  • 清掃
  • プライマー塗布
  • ジョイント部クロス貼り
  • ウレタン1回目塗布
  • ウレタン2回目塗布
  • 施工完了

工事中の注意点

バルコニー工事前の注意点
バルコニー工事を行う時はバルコニーに室外機以外のものを置くことができませんのであらかじめ不要物などは廃棄しておくと撤去作業がスムーズに行えます。工事会社によってはバルコニーの不要物を引き取ってくれる場合もありますので、工事管理会社に確認してみましょう。
バルコニー工事中の注意点
工事期間中はバルコニーのサッシをビニールシートで覆うため、バルコニーに出たり、洗濯物を干したりすることがません。防水工事が終わっても防水材の硬化にはおおよそ一昼夜の時間を要するため、作業期間中はバルコニーにはでることが制限されます。詳しい日程については工事監理会社に問い合わせてみましょう。