工事の流れについて「屋上防水工事」

工事の内容:屋上・塔屋部の防水工事

防水工事とは、コンクリート建造物の雨や水にさらされる部分を防水処理することで、 建物内部に水が染み込むのを防ぎます。

新築時でも、乾燥収縮によりわずかなひび割れが一般的な鉄筋コンクリート構造物には存在しています。最初はまったく影響ありませんが、時間の経過とともに微小なひび割れが大きくなっていき、ひいては水漏れなどの原因になります。さらにコンクリート内部へ水が侵入すると内部 鉄筋の錆びの原因となり、建物の耐久性の低下にもつながる恐れがあります。

ふだんは足を踏み入れる機会が少ない屋上は劣化の症状が発見しにくい場所のひとつです。
排水溝が詰まって水溜りができていたり、防水層の剥がれや浮き、雑草の繁殖など、多くのトラブルが潜んでいる可能性が高いため、プロによる現場調査を依頼し現在の状況を把握しましょう。

こんな症状に要注意!

  • 水たまりは防水層劣化の始まり
  • 防水層が劣化し下地が
    露出しています
  • ドレン廻りのゴミは
    排水詰まりの原因
  • 防水層の膨れ
  • 防水層の破れ
  • トップコートの色褪せ

写真で見る工事の様子屋上防水工事(アスファルト防水)

  • 施工前
  • 高圧洗浄
  • 不良部補修
  • リベース塗布
  • ガムクールFS貼付け
  • ガムクールキャップ貼付け
  • 脱気塔取付
  • 端部押さえ物取付
  • 端末アスファルトコーチング
  • 保護塗料(トップコート)の塗布
  • 施工完了

工事中の注意点

騒音について
工事の内容によっては金物の固定作業があります。ドリルで躯体に穴をあけてアンカーを打ち込むため騒音が発生します。また音とともに埃も発生致しますので理解と協力が必要です。
においについて
屋上防水工事で使用する材料は多かれ少なかれ独特のにおいが発生します。工事の時ににおいはあくまで一時的なものですので、窓を閉めきるなどして対応するようにしましょう。工事期間中の換気にはご注意ください。